Macを安全に使う方法

Mac OS Xの世界ではセキュリティ上の欠陥がWindowsに比べても桁違いに少ないのは常識で、ウイルスも事実上害のあるものは全く出回っていないのは確かであるが、セキュリティカンパニーはユーザーの不安を不必要に煽り、自社製品を買わせる目的で「Mac OS Xも危険になる」「Macもアンチウイルスは必要」といったメッセージを発し続けている。

もちろん未知の問題に対処することはできないし、ユーザーの意志で見知らぬ悪質なソフトをダブルクリックして実行してしまう危険性は確かにあるが、Mac OS X用に作られたマルウェア(悪質なプログラム)はそれ自体が珍しいため、1つだけでも発見されるといちいちニュースになる。Windowsでは日常的に毎日マルウェアが出てきているのにもかかわらず、である。Mac OS Xで発見されるマルウェアは実際には危険性は低く、全世界での被害も0〜50台(この場合のほとんどはセキュリティ関連会社に送りつけられたもので一般には全く出回っていないものである)という対策すること自体にほとんど意味をなさないリスクである。

Mac OS Xはリリース当時よりずっとWindows VISTAよりもはるかに強固なセキュリティレベルを実装している非常に安全性に優れたOSである。

余談だが、ユーザーが多いとか少ないとか、普及しているとかしていないとかでWindowsだけが狙われるというのは、悪意あるマイクロソフト自身による「言い訳」でしかなく、それ以前にセキュリティの概念すらなく裁判対策だけの修正しかしてこなかった会社の詭弁である。その証拠にWebサーバーでは70%以上の圧倒的なシェアを持つApacheでは、こうした壊滅的なワームの被害に遭いWebサーバーが破綻するようなことは起きていない。マイクロソフトのIISというインターネットにつなぐべきでないWebサーバー風ソフトでは、マイクロソフト自身のサーバーもウイルスに感染しMSIEでのアクセス者を片っ端からウイルスに感染させた素晴らしい実績のあるソフトである。

ウイルス対策製品をMac OS Xに入れるべきか、入れないで使うべきか、心配性の人はアンチウイルスベンダーの脅しに脅かされてインストールしてしまうだろう。どうしても心配ならそれでも構わないが、何も生み出さず、実際にウイルスが全く一般には存在しないためにウイルスを検出することのないMac OS Xで(最近はMac用のアンチウイルスソフトなのにMacに感染することのないウインドウズのウイルスを検知するような見当外れの製品もあるが)、貴重なメモリとCPUリソースを消費してウイルス対策をする費用対効果があるかというと、全くその費用対効果はない。ウインドウズユーザーはアンチウイルスベンダーに毎年高い金額を支払って貴重なCPUパワーを割いてウイルススキャンをするためにパソコンを買っているようなものなのでどうでもよいが、こうしたセキュリティのないカモがあってくれるお陰で、Macが仮に狙われていないのだとすればそれはMacの利点である。ウインドウズにはこのままずっとカモでいてもらおう。

Mac OS Xの設定を安全な設定にしておき、些細な注意を払うだけで、今までに出たMac OS Xすべての脅威に対して十分に対策できる方法を紹介する。SafariとMailの設定をより安全なものにするだけで、許可無くプログラムが実行されたりするリスクをなくすことができる。


1) Safariの設定

Safariの環境設定を開き、「ダウンロード後、"安全な"ファイルを開く」の設定のチェックを外しておく。下の図の黄色い部分である。

これにより万一安全と偽装した悪質なファイルがダウンロードされても、勝手に自動実行される危険がなくなる。

2) Mailの設定

Mailの環境設定の「表示」の部分で「HTMLメッセージにリモートイメージを表示する」のチェックを外しておく。これにより、メールを見るだけで勝手にWebサーバー上のイメージをダウンロードして表示させることを防ぐことができる。Webサーバー上のイメージをダウンロードしてしまうことで、あなたがメールを読んだことを第三者に知られてしまうなどの危険もあり、特に迷惑メール(スパム)ではあなたのメールアドレスが存在することを確かめる目的でそのような仕掛けをしていることもあるため、迷惑メールを不必要に増やさないためにも重要な設定である。

3) 知らないファイルは開かない

信頼できないWebサイト、アダルトサイトなどからダウンロードした出所不明のソフトウェアやファイルは不用意にダブルクリックして実行したりしないようにする。


これらの2つの設定と1つの心がけだけでMac OS Xはマルウェアに対して十分安全である。また、パスワードは第三者や辞書攻撃に強いもの、大文字小文字数字をランダムに含むものにしておくことは重要である。